2017年6月14日水曜日

御田植え

昨日は、午前中が新長田で句会、午後が六甲道で勉強会、夜は6時から兵庫県俳句協会の常任理事会と、食事の時間すらないトリプル・ヘッダーでしたが、今日(6月14日)は、ご招待いただきました住吉大社の御田植神事に参列して来ました。昨年は仕事が重なり、九年母会の監査役ほか数名の方に代参をお願いしましたが、今年は発行所と編集部計11名の皆さんと出かけました。

11時に南海電車の住吉大社駅の改札口に集合、隣接する住吉公園の木陰のベンチで早目の弁当を摂った後、受付へ向かいました。受付でチェックを受け胸に付けるリボンと資料を頂き、招待席へ向かいました。テント席で涼しく、まさに特等席でした。

神殿で関係者の儀式が行われている間、私達は各自の席で、神官の小出さんの御田植えに関する解説(場内放送)を拝聴しました。神功皇后の頃から説き起こし、新町廓の遊女たちによる御田植の復興の話など、大変勉強になる内容のお話でした。この方の博識と優しく丁寧な語り口には、いつも感服しています。

午後2時から様々な神事芸能が披露され、その間、牛による代掻きや田植えが粛々と進みました。今まで何度か参列していて気付かなかったんですが、武者の行列や子供たちが扮した雑兵による棒打ち合戦は、戦国乱世の時代に於いて、農民たちが農地を守るために戦った有様が再現されているのではないかと思いました。

1800年の歴史を有するお宮に、優雅な時が流れました。まさに時代絵巻でした。

      伝え来し遊女の絆御田植    伸一路

左の写真は武者行列、下は八乙女(やおとめ)の舞を舞うため舞台へ進む神楽女(巫女)の列。田の左下隅に代掻きの牛が見えます。
中央奥の舞台で、様々な神事芸能が演じられました。

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