2017年6月29日木曜日

私の経営方針

今日29日に九年母7月号を発送し、8月号の編集に取り掛かりました。早ければ明日に、通常でも週明けにはお手元に届くと思います。今月の大きな仕事は、8月号の「選後に」の執筆を残すのみとなりました。九年母誌での私の担当は9ページ。原稿用紙に換算しますと12枚ほどになります。これが毎月ですから、素人の物書きにとっては、結構な量です。

1ヶ月間、我ながらよく働きました。明日は、溜まっている身辺の整理をして、久し振りに、大好きなお風呂(スーパー銭湯)に行ってこようと思います。

結社の主宰の仕事で一番大事な事は、結社の経営です。結社を発展的に継続的させて行く事です。結社を開設して主宰になり、自分一代で解散する人が、それこそ星の数ほどいますが、これは真面目に俳句を学ぼうとしている会員にとっては迷惑この上もない事です。

結社を続ける上で、最も大切な事は経営です。主宰が俳句が上手なくらいでは、結社は続きません。俳句が上手な人は、世の中にいくらでもいますが、結社の経営が出来なくて止める人も、いくらでもいます。

結社の経営は主宰一人では出来ません。野球でも監督の下に沢山のコーチ陣がいて、監督を支えて、チームを率いて行きます。名選手が引退すれば名監督になるとは限りません。長嶋監督や王監督の様に理想的なケースもありますが、大半はそうではないようです。

相撲界でも、名横綱が名親方になるとは限りません。むしろ、下積みで苦労した親方の方が、名力士を育てている様に思います。下積み時代の苦労とその間に培った人脈、そして親方本人の力量と人間性、この様な要素が相俟って、相撲部屋が発展・継続し、名門と呼ばれるようになるのでしょう。現役時代の最高位は小結だったとしても、むしろその方が名力士を輩出する立派な相撲部屋になるのでは、と私はおもいます。

俳句の世界も同じです。一将功成って万骨が枯れては、俳句結社にはなりません。むしろ一将枯れて万の会員が世に出る事こそ、大事だと思います。

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