迷走を重ねた台風5号が、四国・近畿へ近づいて来ています。防災対策を十分にお願いします。特に、大雨に注意下さい。
明8月7日は立秋。ところが今日の大阪の気温は38度、島根県の益田市では39度とか。日本の気候はどうなってしまったのでしょう。今年の残暑は厳しくなるでしょうね。体に応えます。熱中症にはくれぐれもご注意下さい。寝る前に水を一杯飲んでおくと良いそうです。
8月に入って、加古川支部・奈良支部・出水支部の、各例会の後日選を終え、目下紀伊俳壇の選が佳境に入って来ました。仕上がれば次は、兵庫県警の機関誌「旭影」の俳壇の選に掛かります。
ところで、本日は汀子邸で、恒例の下萌会が開催されました。兼題は、星月夜・落し文・墓参。19名の参加でした。他の方の入選句は著作権上問題が有りますので、拙句だけ紹介します。
墓洗ふとは思ひ出を辿ること 伸一路 汀子特選
船長の探る航路や星月夜 同 同 入選
被災地を見守る如く星月夜 同 同 入選
フランスの落し文とはフランス語 同 同 入選
最後のフランス語の句について、汀子先生は「相変わらずね」と一言。
穀象と同じ米食ふ親しさに 伸一路
畑を焼く時は縄文人の顔 同
従来からこんな句を詠んでいますので、またかと思われたのでしょう。選に漏れた句は、
鳥達の噂となりて落し文 伸一路
さすがに汀子先生も、「もういいわ」と思われたのでしょうね。出さなかったのですが、
お奉行の吟味となりし落し文 伸一路
私の句風を「大らかにして繊細」と評された俳人がおられますが、この辺が大らかなのかもしれません。出席された方から、江戸期の本物の「落し文」をご覧になった話しを伺いました。凶状持ちに宛てた、三味線のお師匠さんのものだとか。お奉行様がご覧になったかどうかは分かりませんが、本当に「落し文」が有ったとは驚きでした。
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