2017年9月14日木曜日

御影公会堂のこと

紀伊民報の紀伊俳壇の投句の選に始まって、大阪の住𠮷大社観月祭献詠俳句の選まで、今月前半は実に忙しい日が続きました。兵庫県警と滋賀県警の機関誌の俳壇の選や、「俳句界」11月号のエッセイ等の締め切りにも追われました。それらも無事、15日の締め切りに間に合いました。私はどうも、追い込まれた時のプレッシャーに強いようで、今迄もピンチをチャンスと捉え、何とか切り抜け来ました。

今日は、千鳥句会で神戸の石屋川沿いを吟行し、新装なった御影公会堂で句会を開きました。この公会堂は昭和8年に、白鶴酒造の7代目社長の嘉納治兵衛氏の寄付で建設されたもので、今次の戦争の悲惨さを描いた映画「火垂るの墓」の舞台としても有名です。戦災で内部は焼け落ちましたが、選後の昭和28年に改修工事が完成、神戸市民の結婚式場にも利用されました。平成7年に発生した阪神淡路大震災では、避難所として活用されました。震災の影響が建物の各所に出ていましたが、昨年から始まった耐震改修工事がこのほど終了しました。

地下にある食堂もリニューアルされ、クラシックな雰囲気の中で、名物のオムライスが楽しめます。東灘区が所管する公的な施設であり、各種の会費室やホ―ルが、かなり安く借りられます。今日私達が借りた会議室も、午後1時から4時半まで借りて1,400円です。十数名の句会等で借りるにしても、無理の無い値段です。東側を石屋川の清流が流れており、北側は公園。その先は御影綱敷天満宮へと続いており、句材は豊富です。興味のある方は是非吟行にお出かけください。

    秋風や小さくなりしオムライス   伸一路

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