2017年12月18日月曜日

文武両道

大阪府警や兵庫県警、滋賀県警の機関誌の俳句欄の選を通じて、警察OBや現役の警察官の皆さんの投句を拝見しています。文芸欄には俳句の外には、川柳と短歌があり、書道や英語などの教養欄もあります。

各警察本部の機関誌は教養課で発行されています。警察官の心身鍛錬のための、教養の一環として文芸欄を設けておられるのだと思います。投句者の大半はOBの方ですが、警察署の俳句同好会などで学ばれたのでしょうか、全国紙の俳壇に登場する方も居られます。

選をしていて楽しいのは、いかにも警察らしい句が投句される事です。
     パトロール佇立して見る冬銀河     清
大阪府警の機関誌の俳壇で、入選に頂いた句です。私にはこんな句は詠めません。お巡りさんならではの句です。滋賀県警の機関誌の選をしましたら、こんな句が有りました。
     ゴム手はめパトカー洗う冬の朝     哲平
高速道路隊に勤務する方です。正義を守り諸悪と対峙する、武人としての警察官が、この様な優しい詩人であることに、俳人として感動します。文武両道とは武人であることと詩人であることとを、両立させることなのだと思います。私は、このような警察の俳壇の選や添削を通じて、お役に立ちたいと念じています。

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