2018年1月4日木曜日

初詣という季題

本日は平成30年最初の本部例会が開催されました。1月4日とあって参加者は48名と、例月より10名程少なかったのですが、「初雀」・「初詣」という季題に果敢にチャレンジされ、大いに盛り上がりました。

「初詣」という季題は古代から伝わるものであり、それだけに陳腐化し易いという嫌いがあります。詠み古されている、という事です。今日は正月の4日。初詣に出かけて、この季題で俳句を詠んだ人は、恐らく数万人は下らないでしょう。という事は、類句・類想句がこの数以上に詠まれていると想像されます。余程斬新な着想でないと、その他大勢の句になってしまいます。

今日の句会でも、陳腐な句が可成り有りました。次の句は、今日の私の句ですが、互選では全く評価されませんでした。私なりに、陳腐化をぶち破ろうとした句だったのですが。

        煩悩を焼けと護摩の火初詣    伸一路

「初雀」という季題をしっかり理解できている句は、残念ながら少なかったのですが、理解できている句は素晴らしかった。元旦に初めて見た雀、という理解しか出来ていない句が多かったのですが、新しい年の幸せを呼び込む小鳥と、一歩踏み込んだ句もあり、嬉しく思いました。


0 件のコメント:

コメントを投稿